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おとめ妖怪ざくろ 第13話(終)の感想

おとめ妖怪ざくろ
12 /29 2010
終わり方が絶妙です。おとめ妖怪ざくろ第13話の感想です。



オモダカへの愛に狂った乱杭との最終決戦。最終回らしく戦闘シーンはけっこう気合が入っていて特に女郎蜘蛛の動きの気持ち悪さなどは見事でした。またこの作品独特の戦闘シーンでの色使いもちょっと神秘的な印象になっていて、ざくろの口上もあいまってカッコ良く仕上がっていたので十分満足できるものでした。それぞれが愛を求めた結果このような事態になりましたが、オモダカや乱杭を狂わせたのも、ざくろを目覚めさせたのも愛情ということで、正にも負にもなりうるそして一番力を与えてくれるものが誰しも必要だということなんでしょう。そういう意味で総角がざくろに人間と妖怪という垣根を越えて自分の気持ちをはっきり伝えたのは良かった思います。



ただ確かに前回で死亡フラグがたってましたが、橙橙の扱いがちょっとかわいそうだったかな。殺さなくても良かったような気もしますが、オモダカをあの炎に包まれている母から引き離すためには百緑のあのセリフが必要だったのかもしれません。最後で彼らの1カットを入れたのがちょっとした救いなのかも。



Bパートで別れを匂わせる日常シーンを入れたことで、今までの緊迫した場面から解放されていつものコミカルな雰囲気とちょっとさみしさが感じられたのも良かった。おかげで相変わらず空気の読めないネガティブ思考の総角さんにざくろが自分の気持ちをはっきり伝えることができたのだから、これでみごとに締まりましたね。とここで終わりでも良かったと思いますが、最後にきちんと落ちを持ってきたのがすばらしい。照れる二人はいざ知らずこのなんとも幸せな感じの終わり方で今まで以上に良作に感じられました



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おとめ妖怪ざくろ 第12話の感想

おとめ妖怪ざくろ
12 /22 2010
ただ愛情がほしかっただけ。おとめ妖怪ざくろ第12話の感想です。



最終決戦の地に乗り込んだ総角たち。ただ彼だけがざくろの母に導かれ彼女懺悔を知ることになります。そもそもオモダカが今回の行動を取った根幹は母の愛を受けなったことにあります。しかも愛を求めた母が他の男に自分のほしかったものを注いでいるのを目撃したのだから、ゆがんでしまってもおかしくありません。



彼がざくろを求める理由は母の愛を受け、友からの愛も受けている彼女に対する嫉妬の部分が大きいような気がします。もちろん妖力増大も目的だと思いますが、彼の心の傷を満たすのにざくろが必要だったんでしょう。じゃないと百緑も総角に力を貸そうとしないはずです。彼女もオモダカに惹かれるが故に彼に足りないものがわかっているのではないのでしょうか。彼女もまた半妖として生まれたので愛情を注がれたいと思う気持ちは同じなんでしょう。



さて今回はざくろは目覚めませんでしたが、彼女の夢に出てくる形を成さない者たちの正体が母を求めたオモダカの悲しみだと気付いたようです。そうなるとオモダカはラスボスというより説得されて終わりそうな感じになのかな。その代わりと言ってはなんですが、女郎蜘蛛がその役を担いそうです。次回最終回は女郎蜘蛛をすっきり倒して総角がざくろにバシッと思いを伝えて、今までのじとっとした空気をスッキリさせて締めてほしいと思います。



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おとめ妖怪ざくろ 第11話の感想

おとめ妖怪ざくろ
12 /15 2010
ざくろが知った母の記憶。おとめ妖怪ざくろ第11話の感想です。



逃げ出すざくろが目にしたのは身動き一つしない母の姿でした。その母から流れ込んだ彼女自身のかなしい記憶が今回お話のです。特段目新しい話ではないのだけどこの手の話はやっぱり切なくなります。



この作品はけっこう残酷な場面も濁さず描くので余計そんな気がします。特にいくら人間の男に心奪われて母の顔をなくしていたとはいえ、息子にそこまで言われたら発狂しそうになりますよね。もちろんオモダカ自身も自分の母がほかの男と逢引してる様を見れば心に傷を追うことでしょう。長年のしきたりや、閉鎖的で身分に捕らわれた小さなコミュニティーがそこに住む者を不幸にさせるのかもしれません。



そんな母の過去を感じたざくろにオモダカの手が迫ります。母の死を受け入れる暇もなく閉ざされたざくろの瞳。その状況を知ってか知らずか総角たちもようやく神がかりの里にいく手立てを見つけました。これで最終決戦の準備は整ったようです。思いを伝える決意をした総角にざくろはどんな答えを出すのでしょう。また百緑や橙橙、女郎蜘蛛などそれどれの結末も気になるところです。



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おとめ妖怪ざくろ 第10話の感想

おとめ妖怪ざくろ
12 /08 2010
黒幕登場で物語は一気に佳境へ。おとめ妖怪ざくろ第10話の感想です。



夜祭に出かける妖人省の御一行。妖人を慕っている祭りだけあってお互いに偏見なく楽しい空間がそこにはありました。そんな中いつになく積極的な総角はざくろの手を引き、自分の気持ちを伝えようとします。思えばこのいつもと違う行動はざくろとの別れを暗示してたのかもしれません。彼女は女郎蜘蛛の罠にはまり黒幕のもとへ連れ去られるのでありました。



以前半妖はどのように生まれる経緯について説明する場面がありましたが、これらは偶然ではなく意図的に作られていたようです。強い妖力をもつざくろのような存在を得るために行われた実験のようなものでしょうか。その黒幕が花盾中尉ことおもだかと名のる男で、彼もまた半妖みたいです。しかもざくろの兄的発言をしていましたが、それで彼女に自分の子を産ませようとはいくら力を得るためとはいえ、すごい展開にもっていきました。



簡単にいえばざくろを巡る愛憎劇なんでしょうが、ざくろの恋の行方とかなしい半妖という存在をなくすこと、この二つに答えをだすことがこの話の終結するときなのでしょう。捕らわれの身になったざくろを助けに、現にあるかもわからないカミガカリノサトに総角たちは乗り込んでいくのでしょうか。次回すべての始まりでありそうなざくろの母についても言及もありそうで楽しみです。それにしても今期は兄妹愛がはやってんのかな。



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おとめ妖怪ざくろ 第9話の感想

おとめ妖怪ざくろ
12 /01 2010
花盾中尉の告白はざくろと総角の関係に変化をもたらすことができるのでしょうか。おとめ妖怪ざくろ第9話の感想です。



前回のいつもと違う組み合わせに、何やらうわさ好きのタヌキたちが一体どちらが本命なのかはやし立てます。当の本人たちはいい迷惑です。特にざくろなんかはあんなせ性格ですから、こんなことで絶対本心なんか言わないでしょう。もしかしたら最終回まで素直な気持ちを言うのかどうかもわかりません。そこへ鬼灯と雪洞も乗っかり今はやりのこっくりさんではっきりさせようとします。ちょうどそのころ花盾中尉からこっくりさんの件で妖人省に依頼がきたのでした。

結局多くの女性の思いが集合したこの妖人もどきを消すには思いを成就させるとこを見せる必要があるということで、それであっさり花盾中尉が告白し、それにざくろも答えるのでした。その場にいた総角はそりゃ目を背けるしかないですよね。いくら仕事だからといえ、いい気分ではないでしょう。後ろ姿が切なかった。ざくろの方は花盾中尉には悪い印象を持ってないようですが、それが恋なのかといえば違うような気がします。後の薄蛍の好きなのは総角かという問いを見ればどちらが気になってるのかは明らかでしょう。照れ隠しの反応がまたいい感じです。そんなこととはつゆ知らず、総角はすっきりしない様子で自分の気持ちを確かめるのでした。



さて何かとざくろに好意を持ってるように見せてる花盾中尉ですが、それは何やら別の意図がありそうです。登場時からラスボス臭はしてたんですが、夜会時に女郎蜘蛛にやられてからあれ違うのかなといったん思わせておいての今回のはっきりとしたひきです。これはもう確定でしょう。わ、わかんないけど!。人間の彼がなぜざくろを狙うのかその理由が気になります。



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うーさん。

ここ最近アニメにはまった会社員。
とりとめのない文章を書きなぐっています。