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ヨスガノソラ 第12話(終)の感想

ヨスガノソラ
12 /21 2010
二人が見上げる空に光は射すのでしょうか。ヨスガノソラ第12話の感想です。



ソラにはもうハルしか見えないということが、委員長と奈緒に目撃されても動じないことから伺えます。

そんな彼女に対してハルの方は取り返しつかない場面を見られてしまったという感じで狼狽していました。彼にはまだどこかで引きからせるという思いが少しは残っていたのでしょう。欲望のままに突き進んだ結果を後悔すらしていたのかもしれません。夢心地からいきなり現実を引き戻されたハルにもう一度自分だけを見てもらうためにソラは裸で朝食を作るのでした。せめてエプロンぐらい着けようよ。



翌日まさか学校にいくとは思いませでしたが、委員長がここにきてハル争奪に参戦したのにも驚きました。そういえば1話あたりの彼女を思い出してみると一目ぼれに近い表情をしてたような気がします。都会から来たかっこいい青年に魅せられたみたいな感じですかね。片思いだったから余計にショックを受けたのでしょう。今までそんなに出番もなく、いきなり強烈な出来事を目の当たりにした彼女がこの作品で一番かわいそうなキャラなのかも。同じくハルに思いを寄せる奈緒は委員長とは対照的に彼の本当の気持ちに気付いていたようです。しかし彼女の場合は恋に破れた悲しいヒロイン的立ち位置だったので自分のルートよりかなり印象よく見えました。彼女が活きるのはソラルートだったというのも皮肉ですね。



思い悩んだハルが出した結論はわかれて暮らそうというものでした。その考えに達した時点であの湖での入水エンドだと思ったんですが、二人とも助かっちゃいましたね。正直このまま二人とも湖の中に消えても良かったような気がします。過ちを犯した二人の悲しい結末という方が感覚的になんですけど、この作品の印象が締まるような気がします。もしくはハルだけ亡くなり、悲しみに暮れるソラというものありだったような気がします。しかし現実は二人で共に生きていくと決めた以上それなりの覚悟ができたんでしょう。しかしラストの電車の場面を見るとそれが見えないのが残念ですが、それがこの作品のいいところなんでしょうね。



ヒロインごとにルート変更されるという試みや、エロという軸がぶれないところなどはこの作品の魅力ではあると思いますが、あの綺麗な印象の画や音楽、物語のテーマなどからエロに特化する必要があったのかなとも思います。できることなら同じ原作でエロなし、ストーリ重視の作品をもう一本作っていただきたいものです。



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ヨスガノソラ 第11話の感想

ヨスガノソラ
12 /14 2010
もう悲しい結末しか思いつかない。ヨスガノソラ第11話の感想です。



ソラの自慰を目撃して以来、そのことが頭から離れないハル。奈緒とのデート中でも思いはソラへと傾くばかりです。ソラはソラで急にハルに迷惑かけないようにといい子になろうとしているし、お互いの気持ちはすでに盛り上がってしまったので、あとはきっかけさえあればという状態でした。そしてソラが熱を出したのを引き金にとうとう二人は超えてはいけない一線を越えて結ばれてしまいました。



こうなるともう二人の気持ちは止まりません。ハルの方は外では控えめに振舞おうとしますが、ソラはというと周りなどお構いなしで彼にべったりです。そもそもハルの方はまだ自分の感情に気付きながら、そこは越えていけないと思い堪えていました。しかしソラはハルを思い一人でするし、熱を出した時だってあそこで我慢できればこの関係に進むことはなかったはずです。彼女の世界にはもうハルしかいないのでしょう。両親をなくし、二人きりで生きなければいけない、そんな状況も彼女をハルに依存させる原因になっています。それに幼い頃ほとんど別に暮らしていたということがかなり大きいようです。彼を一応兄だとわかっていても、いつも助けてくれるハルに家族以上の感情が芽生えて、一人の男性としてソラには映っているんでしょう。もしかしたら根本はもっと深く、ソラの退院後互いに初めて見た時から、兄妹とは違うそんな感情を抱いたのかも知れません。これは先週のハルの夢からはそのように見て取れました。



そしていよいよ衝撃の瞬間がやってきました。まさかこのために今まで委員長の出番をなくしていたんですね。最後の最後で大きな仕事をやってのけました。もうこの状態からはどう考えてもハッピーエンドにもっていく方法が思いつかない。それこそ二人は血が繋がっていませんでしたとするくらいしかないと思います。いずれにしてもこの町はもう居れないはずです。やはり最後はアキラが口にした、あのすべてが始める湖へと進む展開になるんでしょうか。



さて最後にやはり積極的でエッチなソラもいいんですが、ちょっとツンとしててはかなげな彼女の方が魅力的に見えます。他のヒロインルートのときの方が彼女の綺麗さが出てるのがちょっと残念。それは話の展開上仕方ないんだけど。また奈緒もこのソラルートの方がなんかヒロインっぽく見えます。このように感じるのは自分が幸せにならない方に感情移入してみてるということなんでしょうね。



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ヨスガノソラ 第10話の感想

ヨスガノソラ
12 /07 2010
ハルの決意とは裏腹に消えてくれないソラへの思い。ヨスガノソラ第10話の感想です。



更衣室での奈緒とのキス以降が分岐点になっていました。ということで構図的には前ルート同様の三角関係。しかしハルの気持ちがかなり違います。今回のハルは小さい時からソラに好意を持っているように思います。それを兄妹だからという理由で今まで心の奥底にしまっていたみたいで、その思いを打ち消すために奈緒と付き合おうと決心しました。でもそんなハルの気持ちにおそらくソラは気付いてるようですし、自分から離れられないと自信があるようにも見えます。だからなにかにつけてハルを試すような行動を取って彼の反応を確かめているのです。



おそらく小さい時から病気で入院しがちのソラは、ハルにとって毎日生活を共にしている兄妹というモノとは少し別の存在として認識されているのかもしれません。ソラが退院して家に戻ってきた時の夢なんかは、妹というよりかわいい女の子がきたというハルの気持ちを表しているように思います。幼い日の二人のキスシーンでもわかるように、最初からハルの気持ちはソラへと向かっていたのです。



一方のソラはこのキスを境にハルへの気持ちに変化が生じたように思います。さらに追い打ちをかけるように両親を亡くし、ますますハルへの依存度を高めていっています。ハルが成長するにつれてソラへの思いは間違いで普通の兄妹の関係に戻そうと思っているのに対し、ソラの方はずっとその気持ちを抱えたままここまできたとそんな感じに見受けられます。



最後にハルがソラの自慰を目撃するというヨスガらしい衝撃シーンがありましたが、興奮する息づかいのなか、彼の涙が意味するものは一体何なのでしょうか。ソラが自分を好きだとわかったのがうれしいのか、二人の気持ちは同じなのにこの兄妹という関係を嘆いてるのわかりませんが、いずれにしてもソラを選択する以上切ない終わり方になりそうな気がします。



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ヨスガノソラ 第9話の感想

ヨスガノソラ
11 /30 2010
命をかけた行動が拒み続けたソラの心を開かせた。ヨスガノソラ第9話の感想です



前回に引き続きソラには目をそむけたくなるような出来事が起こります。海へと出かけたハルたちを追ってきたのはいいんですが、いきなりハルのおぼれた場面に出くわしただけでなく、奈緒が人工呼吸しているとこまで目撃します。これ以上ふたりの関係が深くなるのにもう耐えられなかったのでしょう。ついにソラはハルに対して二者択一を迫りました。それに対しハルはというと、ソラの言動が単なるわがままに映ってるのかそっけない態度です。ソラの世界にはもうハルしかいないのにその中に入ってくる奈緒をハルは拒絶しない。自分の方に振り向かせるすべを持たない彼女はついに家を出ていきます。それでもハルしかいな彼女はきっと見つけ出してくれると信じて待つのでした。そこへバス停にいるソラを見つけて、幼いころハルに手を差しのべられたのと同じように奈緒がソラに手を差し伸べるのでした。こんな風に過去とオーバーラップする場面はベタですが好きな演出です。ここからどのように関係修復をするのかと思いきやまさかの落雷でバス停炎上。これにはある意味斬新な感じがしますが、ちょっと都合が良すぎますよね。そして残されただ大事なぬぐるみを取りに命をかけて突入されてはソラも奈緒の本気を認めざるを得なせん。素直にハルを取られることに対する怖さ告白します。こうしてようやくソラの心に奈緒が近づくことができました。この後の素直になったソラがなにかいつもより可愛いく見えたので、これはソラルートでツンじゃないのも多く見せてほしいものです。



これで奈緒ルート完ということで、バッドエンドもありえるかなと思いましたが、多少強引な感じはしますが何とか上手く?まとめてたような気がします。バス停のシーンなどはEDでパロディとして使われてるのはおもしろいと思いますが、最後のエロシーンは今回は入れる必要ないでしょう。短いし、違和感ありありでせっかくいい感じで終わったのに台無しです。本編でもこれが必須ならもうしょうがないですけど。



さていよいよ次回からソラルートの始まりです。今までのことが夢だった思えるほどいい話になることを期待したいです。



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ヨスガノソラ 第8話の感想

ヨスガノソラ
11 /23 2010
ハルカしかいないソラとソラもいるハルカ。ヨスガノソラ第8話の感想です。



過去の後悔を乗り越えた奈緒とハルカは既に恋仲に。そのことをソラに認めてほしい二人なんですが、ソラにとってハルカを奪っていくものは誰であれ許せない存在のようです。奈緒の方もソラと仲良くしたいと思い何かと声をかけてみるのですが、すべて拒絶されます。ソラのハルカへの依存度が高さもさることながら、小さいときに奈緒がハルカを襲ってるところを目撃していたことの方が大きいようです。せっかくハルカを奪った彼女から離れることができたのに、またこんな状況を見せつけられソラとしては我慢の限界だったのでしょう。じゃないと行為の最中に乗り込むなんてまねできないないと思います。そこでソラは奈緒にハルカに近づくなと宣言しますが、奈緒とハルカの互いの気持ちはすでに離れられなくなっていて、再びソラにわかってもらうためにがんばる様子です。ソラの憂鬱は続くのでありました。



今回はなかなかの修羅場が見れました。ソラにとってはトラウマになってもいい行為を二度も見せられ、さぞかし奈緒のことが嫌いになったことでしょう。この関係は正直言って修復不可能だと思われ、エンドを迎えるにはソラが出ていくか、奈緒と別れるかになるんじゃないでしょうか。今は奈緒ルートなのでソラを方が消えるのかな。そしてラストのソラルートは出ていくソラと奈緒と二者択一に迫られたハルカがソラを追いかけてくみたいな展開になる可能性も考えられます。ハルカの態度はそれは恋人なんだから奈緒に向いているのが普通で、逆にソラの態度が兄に対する執着が時に異常に思えるほど深いものに見えます。でもどうしてもハルカの方が悪く見えますね。みんなん仲良くすればいいじゃない的なエロゲ主人公感が出ているのが原因なのでしょうけど、それは原作エロゲで構成がこんな感じなのでしょうがないことのかな。どんどん孤独になっていくソラを見るのも嫌いではないのでいいんですが。



さてこの状態から奈緒エンドはどのように締めるのか楽しみになりました。



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うーさん。

ここ最近アニメにはまった会社員。
とりとめのない文章を書きなぐっています。