花咲くいろは 第2話の感想
花咲くいろはなんかいいですね。仕事を通じて緒花が前に向かってる姿がおっさんの目にはとてもまぶしく見えます。彼女に感心したのはきちんと悔しいことをエネルギーに変えて仕事にぶつけることができてるところです。たとえ自分自身が選んだ環境じゃなかったとしてもそれができる彼女はきつい出来事があっても乗り越えていけそうな気がします。
まあいろんなことを言われてふて腐れたり、やる気をなくしたり、最悪逃げだしたいと思ってしまうこともあるかもしれませんが、そんな気持ちのままだとできることもうまくいかなかったりして、結局自分に跳ね返ってくるんですよ。働き始めたときはいつ辞めようかばかり考えてた自分とは大違いの彼女の強さに惚れ惚れしています。人に期待するなという母の教えで、すべてを受け入れてきた彼女にとってある意味いい方向に出たのかもしれません。選択肢がなかったとしても一言もやめるとも出ていくとも言ってないことからそんな気がしました。
でもその教えでは仕事はうまくいかないことが多々あるんですよ。一人ができる仕事なんてたかがしれてますし、いろんな人の協力があって成立しているはずなんです。そのことに気付いて教えてほしいというところ素晴らしいし、しかもその時の民子や菜子とのやりとりが青春してて良かった。なかなかあんな風にぶつかっていくことなんかできないよなあ。
さていかにも怪しい小説家の原稿紛失事件は虚偽の可能性が高いようですが、最後の緒花にせまる彼の狙いはなんなのか、どういうオチをもってくるかという部分では楽しみです。この作品はわかりやすくも見ごたえがあります。きちんと描くものが定まっているからでしょうか。面白いです。

にほんブログ村
![]() | ハナノイロ (2011/04/20) nano.RIPE 商品詳細を見る |
コメント