あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第5話の感想

あの日あの場所にいたみんながめんまの死にそれぞれ負い目を感じているのは確かです。それでも時間は戻ってくれないし、過ぎゆくその中で上手く消化できないとじんたんやゆきあつみたいに立ち止まったり、道を踏み外したりしてしまいます。逆にいえばそれだけ彼女への思いが強かったという証拠なんですけどね。

それでも今回つることじんたんのおかげでゆきあつはめんまの死をきちんと受け入れることができました。二人しか知らないはずの出来事をじんたんが口にしたことで、彼が背負っていたモノをようやく下ろすことができたみたいですね。そんなトンネルの出口に一歩近づいた彼の口から取り残されてるの言葉がでるあたり、みんなの心の大半があの日の出来事で埋められている証拠なんでしょう。それは最後のぽっぽがめんまに話しかける姿が痛々しく見えたあたりからも伺えます。明るくお調子者の彼とは似つかわない様子に不安な気持ちが過ります。次回は彼のターンですかね。

みんなといることの楽しさと同じくらいにみんなに見えない寂しさも感じているめんま。本来の目的である願い事をじんたんに伝えようとしますが、彼はまた彼女を失うのが怖くて向き合うことができません。きっと彼女の願いはみんな仲良くとか私を忘れてとかそういうありきたりな感じのものではないはずです。その答えを楽しみに次回も胸熱な展開を期待しましょう。


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