Fate・Zero 2ndシーズン 第18話の感想

別作品の短編映画であっても十分楽しめます。それくらいの綺麗な映像にまとまったストーリーでした。ほんとこの明るい画面がフェイトゼロに似合わないことこの上ない。しかも南の島での幼き少年とちょっと歳上の少女の恋的な感じ。にやにやできるじゃないですか。そんな希望を切嗣父が出てくるまで味わうことができたというかシャーレイがかわいすぎです。

この正統派ヒロインが生贄になる様が綺礼でいうところの愉悦なんですね。魔術に惹かれ知らしめようとした結果というのがまた悲しい。彼女には魔術がきっと何でもできる神様に見えてたのかもしれません。それを証明しようとしただけなのに。

結局切嗣はここですべてを失いました。でも少年が父を殺す動機としてはけっこう弱いような気がします。もちろん好意があったシャーレイや島ひとつなくなったことは彼にとっては相当大きな傷を与えたと思いますが、それ以上に死徒の研究をしていた父に対する嫌悪の方が強かったように思います。ということは彼の中には既に揺るがない正義というものがあったに違いありません。まだ過去編は続きそうなので、今の彼を形成する核がみれそうです。殺しをしてもなお貫く強い信念に至るにはどんな出来事があったんでしょう。

特殊EDもよかったし、やっぱこの作品の雰囲気はかっこいい。

次回も楽しみです。


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