Fate・Zero 2ndシーズン 第21話の感想

おじさんの存在意義を根こそぎ持っていかれました。さすがにこれはえげつない。もともと拠り所が一つしかなく、綱渡り状態だった上に他人に求めた不安定なものだったのでわかりやすい脆さなのは確かです。

でも手段である時臣の死だけならまだ耐えられたはずですが、目的である葵さんの幸せが違っていたのならもうなす術はありません。仮に彼女があの言葉を浴びせなかったら雁夜はその場で立ち尽くす程度で済んでいたのかも。それ故に脚本家はいいわけさせる状況を用意したわけですね。とても初めてだとは思えないいい仕事をしています。

自身のナレとともに堕ちていくおじさんが悲惨んですごく惹きつけられ何度も見てしまいました。黒い画面を挟む演出と声の演技だけで十分見応えありますね。ほんと前半のとんでもアクション劇場がふっとんでいきました。

まだまだ悲劇はとまりません。次回も楽しみですね。


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