Fate・Zero 2ndシーズン 第24話の感想

ここにきて感情の映えたセイバーの表情がすごく魅力的に見えます。彼女にとっては辛くなっていくだけなのにかわいさ倍増ってのも皮肉な話です。だからというわけではありませんがランスロットとのくだりをもう少しわかりやすくしてくれるとより楽しめたんだと思いますが、ボリューム的に無理だったのでしょうね。理想を強く求めるが故、絶望した時の美しさ。これが兼兼アーチャーが言っていたセイバーの萌えポイントだったというわけです。

一方切嗣の願いもフェイトの前日談なのだから叶わないことはわかってます。そもそも彼が求めた理想は魔術がある世界とはいえ、所詮その派生物である聖杯にどうこうできるレベルものではありませんでした。その途方のない理想を求めるために秤にかけて捨てきた愛しい人達。最初に後悔したためにすべてに妥協できなくなった正義が彼の幸せを奪った悲しい結末です。それを聖杯は止めをさすかのごとく映し出した様子は圧巻でした。

さすがに戦闘はもちろんすべてのシーンに見入ってしまいました。結局悲しさしか残らなかったのかそれとも。

次回でいよいよラストですよね。期待しましょう。


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